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DIGITAL CREATION AWARDS




DIGITAL CREATION AWARDS2000  審査を終えて   


審査委員長 山口勝弘
(環境芸術家、筑波大学および神戸芸術工科大学名誉教授、女子美術大学客員教授)
【総評】
今まで審査してきた中でも今回は内容的にもバラエティーに富んだ作品が出てきたように思います。いわゆるコンピュータ・グラフィックスの持っている「技術的」な性格よりも「表現的」な部分が広がった感じがします。絵画や彫刻など、伝統的な手法で表現してきた人で、いわゆるCGのパターンを嫌っていたり、そういうものに入れなかったりしていたアーティスト達が、CGの表現の可能性を見いだして、やってみようかな、という気になってくるのではないでしょうか。そういう意味で、CGの表現が成熟してきた気がします。同時に、インターナショナルな、いわゆる文化の多様化に対応できるような表現手段になってているということでしょう。
また今回、やや色彩的に渋くて、落ち着いたものが非常に多かったというのは、現代という時代の雰囲気を反映しているのか、あるいは、アーティスト達が表現手段の成熟さの中でこういう色彩を表現しているのか、それは何とも言い切れないところですが、次回は色彩や形のおもしろさにどんどん挑戦していただきたいです。来年以降また期待しています。
【最優秀作品について】
最優秀作品「Carnival」は、きれいに描いた油絵とか芸術じゃなくて、洞窟画とかアニメーションとか身近なところで現れた形が自由な動きを持って展開している。装飾的に黄色を使っているところなんかは伝統的な地色に対してアクセントになって、カーニバルの雰囲気がうまく出ている。
【プロフィール】
1928年東京生まれ。1951年に「実験工房」を結成以来、光学的な構造に基づいた「Vitrine」により高い評価をうけ、造形からメディアにわたる活動を展開。ニューヨーク近代美術館、ヴェニスビエンナーレ、サンパウロビエンナーレ等、世界各地で作品発表を行い、国内外での受賞を重ねる。2000年に開催した個展「闇2000光」により、毎日芸術賞を受賞。長年にわたり造形・メディアによる教育活動を行い、また「環境芸術家キースラー」など多数の著作がある。
URL: http://www.threeweb.ad.jp/~yamart/


左から斉藤審査委員、山口審査委員長、河口審査委員、ケビン審査委員 最終審査にて



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