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審査委員長 河口洋一郎 (CGアーティスト、東京大学大学院教授) |
総評 |
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DCAジュニアへの応募数が4倍に増加しており、かなりレベルアップしました。将来のことを考えると、小中学生の皆さんが新しいクリエイティブなものを創り出すことによってこのデジタルアートの世界が豊かになると思うので、今回は、面白い作品がいっぱい出てきたことが非常に嬉しかったです。
特に今回の最優秀賞を受賞された日高聖也くんはこれから乞うご期待!という感じですね。ちょっと気合が違う!期待したいと思います。 |
受賞作品講評 |
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■最優秀賞について
たくさんの応募作品の中で最優秀賞を受賞したのは9歳の日高聖也くんですが、この作品はDCAジュニアの中でも、最も力強く、色彩と形がダントツに群を抜いて強い。写実的なとらえ方というよりも、エネルギーやパッションのようなものを感じるし、画面構成に関しても、歪曲した空間や人物、植物などいろいろなものに関しても、かなり独自の表現力を持っていて、他の追随を許さない力強い色彩感覚とパワーで文句なしの最優秀賞受賞です。
■優秀賞について
「二つの顔」(あやっぺ)について
この方はデフォルメされた顔の表情に特色があったと思いますが、ある意味でのキュビズム的な四次元的なものをマスターしていて、13歳にしてはデフォルメされた、ピカソ的なものをうまく表現していたと思います。今回の応募作品ではこのようなデフォルメされた作品が少なかった中で、際立って仕上がりも絵画的に完成されていて、質が高かったです。
「合成生物?[キメラ]」(リオ)について
タイトルの「合成生物キメラ」という発想自体が素晴らしいのですが、独自のエキゾチックな南方的な色使いが非常にうまいし、画面構成力もあります。なかなか味わい深い強烈な色彩感覚とお面のようなものとか怪物とかの形のデフォルメも面白いですね。非常にドラマチックな未来社会をここまで現代風に表現できるのかというすごさが圧倒的に良かったです。
「チーリーーーーーーーー。」(taka)について
この作品は3DCGを使って作った作品で、キャラクターが非常にコミカルに仕上がっていて、その憎めないかわいらしさが高得点につながったと思います。色彩もポイントを押さえていて、安定した色彩と安定した構図、そこにユーモラスなかわいさをうまく取り込んでいた点が良かったです。
「夢の中の舞踏会」(KOTONE)について
9歳のKOTONEさんの作品は非常にアットホームでハッピーで漫画チックな世界をコミカルに楽しく描いている作品ですが、小学校低学年の世界としてはとてもきれいにうまくまとめた作品だと思います。画面配置に関しても、リズム感があってとてもよくできているし、1個1個のキャラクターに関しても独自の表情が出ていて非常に良かったと思います。
「Shinkai」(杉本千紗)について
14歳の女性にしては非常にしぶい作品ですね。無味乾燥な岩の世界の中に、アステカ文明の仮面のようなミステリアスなものを取り込んでいて、モノトーンの作品であるのに味わい深いという点がよかったです。
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審査風景 |
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| 最優秀賞作品を囲んで左から斉藤審査委員、土佐審査委員、河口審査委員長、神田審査委員、ケビン審査委員 |
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河口審査委員長 |
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| 土佐審査委員 |
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神田審査委員 |
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| ケビン審査委員 |
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斉藤審査委員 |
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| 過去最多の687作品(DCA:484作品、DCAジュニア:203作品)をひとつずつ審査していく |
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| 議論を重ねながら、受賞作品候補が絞られていく |