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[作品について]
3D世界で創られたガラスという無機物と、おもちゃ箱から飛び出したようなキャラクター達。そんな世界から不思議なメロディーを奏でてくる。
3Dという1つのツールで、手描きでは表現しきれないモノ、コンピュータが計算して創りだしたその非現実的な光り輝く奇妙なガラス細工と、キャラクター達の楽しい会話。
そこから言葉にのせた楽しいメロディーが聞こえるような作品をつくってみた。 |
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CGを始めたキッカケは何だったのでしょうか?
ゲームでCGに興味がわいた人はたくさんいると思いますが、まさに僕もその一人です。いつか自分でもこんな絵を作ってみたいなと思っていました。
パソコンを本格的にいじり始めたのは大学3年の夏頃で、それからいろいろと勉強しています。 |
DCAに応募したきっかけを教えてください。
ずっと個人的に制作をしていましたが、ある程度作品が溜まった頃に何か自分の作品を発表する場がないかと思っていました。そんな時に友達からこのコンテストの事を聞いて、ぜひ応募してみようと思ったことがきっかけです。 |
今回の受賞作品「music」でこだわった点や苦労された点を教えてください。
こだわったのはガラスの質感です。私の場合はCGソフトに入っているテクスチャをそのまま利用するのではなく、パラメータを自分で調節してオリジナルのガラスの輝きを作りました。そこのところはもう試行錯誤ですよね。100円ショップでいろいろなグラスを買ってきては、色々なガラスの質感を観察したりもしました。そして実際にプレビューで何回も確認しましたね。納得のいく輝きがでるまで。
苦労した点もいろいろありますが、中でもレンダリング作業に一番苦労させられました。細かいパーツが複雑に組み合わさった作品ですので、全体のデータ自体が非常に大きくなってしまったんですね。そのためレンダリングをして全体の出来具合いを見るのに3日も待たなくてはならない、というようなこともしばしばでした。レンダリング以外の作りこみの作業のときも、ファイルサイズが大きいために処理速度が遅くなり、画面上で思うように作業が進まなかったのも苦しかったですね。 |
水科さんの作品は、審査委員の間でも「非常に動きがあり、音楽の騒がしい感じや楽しい感じがよく出ている」と好評でしたが、制作に際しては何かテーマを持って作品に取り組まれているのですか?
実は私はもともと普段から漫画を描くのが大好きなんですよ。それで、今回の作品ではペンをマウスに、紙をパソコンの画面に変えて、普段していることをそのままCGにしてみた、という感じなんです。いわば落書きみたいなものですね(笑)。
でも、その落書きも立体化することによって不思議と生き生きとしてくるんですね。立体感を与えることによって、動きが感じられるようになるんだ!というのが今回の制作過程で得た発見でもあります。
あとは作品を見る人がどう感じるかを考えながら作ります。あえて言うならば、見ていて楽しくなる作品を作りたかった。ですから、そう感じてもらえれば幸いですね。 |
次回のDCAに応募されようとしている方々にメッセージをお願いします。
最近ではプロが使うような高性能なパソコンを一般の人も簡単に入手することができますよね。CGソフトにも同じ事が言えます。言い換えれば、ちょっと練習すれば誰にでもすごい映像が作れるようになったということです。
だからこそ、作り手一人ひとりの個性がうまく表現できた時に、作品が光り輝くのだと思います。どんなすごいエフェクトをつけても、それが誰にでもできる作業なのであれば意味がありません。
あくまでパソコンは表現するための道具です。自分の感性を磨くために、一日中パソコンとにらめっこしているのではなく、スポーツをしたり、映画を見たり、友達と遊んだりバイトしたり、いろいろ体を動かしてみて、そこから得られるヒントを活かしてみてはいかがでしょうか。 |
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| 私はデッサンをしてから描くということはしないタイプなので、頭に浮かんだイメージをそのままパソコンに打ち込みます。この場合は思い切ってマウスで輪郭を描きます。 |
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| SoftImage上で回転、レボリューションをかけます。これで基本的なグラスの形ができます。 |
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| さらにテクスチャメニューからテクスチャを選択し、質感を出します。今回はガラスのものを使用しました。 |
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| こうしてグラスが完成します(単純なようでも、これ一つ極めるのは結構難しいものですよ)。 |
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